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飲食店のオンライン注文は元が取れる?Uber Eatsと比較

Uber Eatsや出前館は配達代行で注文額の約35%。自社のオンライン注文ならカード手数料と月額だけで、¥2,500の注文なら月12件ほどでアプリ代の元が取れます。

目次
  1. Uber Eatsや出前館の手数料は実際いくら?
  2. 月200件の注文で比べると、いくら違う?
  3. 自社の注文が何件あれば元が取れる?
  4. 常連さんだけが移った場合は?
  5. 自社のオンライン注文で元が取れないのはどんな場合?
  6. 常連さんに自社で注文してもらうには?
  7. 1. デリバリーの袋にQRカードを入れる
  8. 2. 最初の自社注文に特典をつける
  9. 3. また来てくれたことに報いる
  10. 4. 空いている日は自分で埋める
  11. よくある質問
  12. 手数料0%のオンライン注文は本当に無料ですか?
  13. Uber Eatsや出前館はやめたほうがいいですか?
  14. AppleやGoogleの開発者アカウントは必要ですか?
  15. いちばん安く始める方法は?

デリバリーアプリの手数料が高いことは、多くの飲食店の方がご存じです。ただ、それが1か月でいくらになるのか、自社のオンライン注文にしたら何件で元が取れるのかまで計算している方は、あまり多くありません。

結論から言うと、¥2,500の注文なら、Uber Eatsの配達パートナーを使う場合の手数料35%で¥875が引かれます。自社の注文システムなら、引かれるのはカード決済手数料の¥90ほどです。私の注文アプリは月額¥8,980なので、自社経由の注文が月12件ほどあれば月額分をまかなえます。それ以降の注文の分は、お店に残ります。

私は飲食店のオンライン注文を作っていて、横浜のインド料理店Akbarの自社注文サイトも担当しています。この記事では、例として決めた数字と各社が公開している料率を使って計算しているので、お店の数字に置き換えて読んでみてください。

この記事のポイント

  • Uber Eats Japanが公開している加盟店手数料は、配達パートナー利用で35%、セルフ配達で15%、お持ち帰りで12%です。
  • 出前館も、配達代行を使うと「サービス利用料10%+配達代行手数料25%」で合計35%前後とされています。
  • 自社のオンライン注文でかかるのは、手数料ではなくカード決済手数料(Stripeは国内カード3.6%)です。
  • デリバリーアプリは新規のお客様のために残し、常連さんの注文を自社に移すのがいちばん効果的です。

Uber Eatsや出前館の手数料は実際いくら?

Uber Eats Japanは加盟店向けのページで料率を公開しています。出前館は現行の料率を公式ページで確認できなかったため、報道と飲食店向けの解説記事の数字を載せています。

サービス配達を任せる場合自店で配達する場合お持ち帰り
Uber Eats Japan35%15%(セルフ配達)12%
出前館35%前後(サービス利用料10%+配達代行手数料25%)10%前後(サービス利用料)記載なし

出典:Uber Eats Japan 加盟店向け料金ページ(2026年11月確認)、Business Insider Japan(2021年2月)、フードコネクションの出前館出店ガイド。出前館の料率は「+消費税」と説明されることが多く、新規出店キャンペーンで一時的に下がることもあります。契約前に必ず最新の条件をご確認ください。

月200件の注文で比べると、いくら違う?

ここからは例として決めた数字で、実際のお客様のデータではありません。1件¥2,500の注文が月200件、配達はアプリ側に任せて手数料35%、というお店を考えます。

1か月の例デリバリーアプリ経由(35%)自社のオンライン注文
売上(200件 × ¥2,500)¥500,000¥500,000
手数料−¥175,000¥0
カード決済手数料(3.6%)含まれる−¥18,000
注文アプリの月額¥0−¥8,980
お店に残る額¥325,000¥473,020

例の数字です。自社の列は、私のアプリプラン(月額¥8,980)とStripeの国内カード手数料で計算しています。

差は月¥148,020です。ただしこれは、200件すべてが自社に移り、配達パートナーなしで料理を届けられる前提です。多くのお店ではどちらも現実的ではないので、本当に知りたいのは「何件で元が取れるか」のほうです。

自社の注文が何件あれば元が取れる?

¥2,500の注文が1件デリバリーアプリから自社に移るごとに、手数料からカード決済手数料を引いた分が浮きます。手数料35%なら ¥875 − ¥90 = 1件あたり¥785です。

月額をこの金額で割れば、元が取れる件数がわかります。料金は料金ページに載せている実際の価格です。ウェブサイトは月額¥7,480(初期費用¥12,800)、アプリは月額¥8,980、アプリ+ウェブサイトは月額¥11,980(どちらも初期費用¥17,800)です。

今払っている手数料1件で浮く額ウェブサイト(¥7,480)アプリ(¥8,980)アプリ+ウェブサイト(¥11,980)
35%(配達を任せる場合)¥78510件12件16件
15%(Uber Eatsのセルフ配達)¥28527件32件43件
10%(出前館の自社配達)¥16047件57件75件

月額をまかなうのに必要な、自社経由の注文の件数(1件¥2,500の例、切り上げ)。

初期費用は最初の1回だけです。アプリの初期費用¥17,800は、35%の場合でさらに23件分なので、最初の月は35件ほどで初期費用と月額の両方をまかなえます。2か月目からは月額分の件数だけです。

常連さんだけが移った場合は?

実際におすすめしているのはこちらです。デリバリーアプリはそのまま続けて、お店をすでに知っていて毎週注文してくれる方だけを自社に移します。

同じ例で、月200件のうち50件が常連さんの注文で、それが自社に移ったとします。浮くのは 50 × ¥785 = 月¥39,250、アプリの月額を引いて月¥30,270です。初期費用も引いて1年で約¥345,000がお店に残ります。残りの150件は、アプリがなければお店を知らなかったかもしれない方からの注文として、これまでどおり入ってきます。

お店の数字で試したい場合は、料金ページに注文金額、手数料、週あたりの常連さんの注文数を入れて計算できる表があります。

自社のオンライン注文で元が取れないのはどんな場合?

どのお店にも合うわけではありません。初期費用を払っていただいてからではなく、ここで正直にお伝えしておきます。

  • デリバリーアプリは新しいお客様を連れてきます。手数料の一部は、お腹をすかせた人がすでに探している場所に載せてもらう費用です。自社アプリはその代わりにはならないので、両方使うことをおすすめしています。
  • 誰かが届ける必要があります。35%の手数料には配達パートナーの分が含まれています。自社の注文はテイクアウト、またはお店に配達スタッフがいればデリバリーにも使えますが、スタッフの人件費は別にかかります。このために人を雇うなら、その費用も計算に入れてください。
  • お持ち帰りや自社配達の注文は浮く額が小さくなります。上の表のとおり、手数料が10〜15%の注文だけなら、元を取るにはかなりの件数が必要です。大きく浮くのは配達を任せている注文です。
  • 注文がとても少ないお店。アプリ経由の注文が月に数件なら、払っている手数料が月額より少ないこともあります。
  • お客様には理由が必要です。何もなければ、わざわざ別のアプリは入れてもらえません。袋にQRカードを入れたり、特典を用意したりしないなら、移ってくれる常連さんは少ないでしょう。

常連さんに自社で注文してもらうには?

いちばん移ってもらいやすいのは、すでにお店の料理を食べている方です。うまくいくのは次の4つで、私のアプリにもすべて入っています。

1. デリバリーの袋にQRカードを入れる

Uber Eatsや出前館で見つけてくれた方は、一度お店を選んでくれた方です。袋とレジ横のカードで、次回はお店から直接注文できることを伝えます。

2. 最初の自社注文に特典をつける

アプリからの初回注文の特典や、常に使える割引です。私が担当したUrban Tadkaでは、直接注文で15%オフにしています。それでも35%の手数料よりずっと少なく済みます。

3. また来てくれたことに報いる

注文ごとにスタンプを押して、たまったら1品無料。常連さんがデリバリーアプリではなくお店から注文する理由になります。

4. 空いている日は自分で埋める

空いている火曜日のクーポンを、常連さん全員のスマホに数秒で届けられます。送るのはお店自身で、相手はデリバリーアプリのお客様ではなく、お店のお客様です。

実例としては、Akbarが自社サイトでデリバリーとテイクアウトの注文を受けていて、カード決済と代金引換に対応し、スタッフは新しい注文を管理画面ですぐ確認できます。オンライン売上は月約150万円で、導入前はゼロでした。アプリではなくホームページから始めるなら、飲食店のホームページ チェックリストに注文ページに必要なことをまとめています。

よくある質問

手数料0%のオンライン注文は本当に無料ですか?

注文ごとの手数料はありませんが、カード決済手数料と月額はかかります。私のアプリでは、カード決済はお店のStripeアカウントに直接入金され、Stripeの国内カード手数料3.6%がかかります。私が注文ごとに受け取るものはありません。

Uber Eatsや出前館はやめたほうがいいですか?

たいていは続けたほうがいいです。新しいお客様に見つけてもらうのは得意なサービスです。自社の注文は常連さん用にして、毎週の注文から手数料が引かれないようにします。

AppleやGoogleの開発者アカウントは必要ですか?

いいえ。私のアカウントで、無料でお店のアプリを公開できます。お店の名義にしたい場合は、AppleとGoogleに直接お支払いいただき、あとからお店のアカウントに移すこともできます。

いちばん安く始める方法は?

ウェブサイトプランです。月額¥7,480、初期費用¥12,800で、メニューと注文ボタンの入った速いサイトが作れます。アプリはあとから追加でき、お支払いの前に無料でプレビューをお送りします。

計算が合いそうなら、手数料0%の注文アプリで、お店のプレビューを無料でお作りします。

タグ Restaurants, Online ordering

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